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プラスチックができあがるまで :上級編

2008/10/01
Q:強化樹脂の成形方法の連続成形法とは、どのような方法でしょうか?

A:では、連続成形法について見てみましょう。

連続成型法には、以下の3つがあります。


Ⅰ:フィラメントワインディング法(FW法)

特長
ガラス繊維を切断することなく、連続繊維の状態で使用し、成形を行います。
そのためガラス繊維の強度を最大限活用できる方法といえます。
方式は、2つの方式に分類されています。

1.バッチ法
 成形工程
 ①マンドレルの準備
  ↓
 ②マンドレル上に樹脂を含浸させたガラス繊維を巻き付ける
  ↓
 ③室温または、高温で硬化させる
  ↓
 ④離型
  ↓
 ⑤端部のトリミング

 特長
 ○ガラス繊維を色々な巻き方で対応できる。
 △生産性が低く、コスト高につながる。


2.連続法
 バッチ式の弱点を改良した方法になります。
 スチールベルト付のマンドレルを使用し、
 材料の巻き付け→硬化→カットを連続して行うことができるため、
 工程の削減につながります。
 但し、設備費が高くつくため、小ロットの生産には向いていません。


○FW法の長所
 ・FRP製品の中で最も比強度が大きい
 ・材質及び方向性が均一
 ・自動化が可能
 ・ロービングを使用するため、材料費が安価
△FW法の短所
 ・製品形状が回転体に限られる
 ・自動化の設備投資費用が高い

Ⅱ:引抜法(プルトルージョン法)
 
長尺状強化材を引き、樹脂含浸槽を通して硬化触媒混合樹脂を含浸し、
フォーミング具を通して賦形し、続けて加熱した金型を通して硬化させた後、
引っ張り機で連続に引き抜く方法となります。

少量生産には、向いていません。
構造部材(平板、角柱、ハリ、建築用パネル等)の製造に向いている
成形方法です。


Ⅲ:連続積層法

ハンドレイアップ法、圧縮成形法を機械化した方法といえます。
特長
・断面の形状が自由である
・離型フィルムにエンボス、つや消し品を使用することで、表面加工パネル
の成形も可能である。
・応用製品例として、波板、平板、コンテナ、パレット等が有ります。

次回は、FRTP(高強度成形品)の成形法について見てみましょう。

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