
A.立て形マシニングセンタ
本日ご紹介するのは、「立て形マシニングセンタ」です。
マシニングセンタの中で、主軸が垂直方向に取り付けられ上下するタイプのものは、
一般的に「立て形マシニングセンタ」と呼ばれています。
この機種の移動軸は、ほとんどがX軸(テーブルが左右に移動)、Y軸(テーブルが
前後に移動)、Z軸(主軸頭が上下に移動)の3軸を標準としていますが、このうち
Y軸については、大型の「立て形マシニングセンタ」の場合、コラムが前後に移動
するものがあります。これは大型になるとテーブル上の荷重も大きくなるため、
テーブル側をX・Yの動きにするより、Y軸はコラム移動にする方が機械全体がコン
パクトになるためです。
立て形マシニングセンタは、横形や門形に比べると、それまでに導入済みの
フライス盤やボール盤の加工能率アップ感覚で、手軽に設備される場合が多い
傾向にありますが、これは次のような特徴によります。
●加工プログラム作成が容易
●加工物への接近性が良好
●省スペース・低価格
また、立て形マシニングセンタは、以下のことに起因して横形に比べると長時間
無人運転を狙って設備されるケースは少なくなります。
●切りくずが加工部に残りやすくなります。
●上部に主軸頭があるため、クーラントによる切りくず除去がしにくくなります。
しかし、テーブルへの接近性の良さを利用して、ロボットによる加工物の自動
交換や自動クランプの組み合わせにより省力化に貢献している例もあるそうですよ♪