
A:では、誘電特性について見ていきましょう。
誘電特性は、絶縁材料として重要な性質となっています。
誘電特性は、樹脂に電圧を加えた際に起こるイオン分極、電子分極、
双極子分極などの各種分極が関係しています。
誘電特性には、大きく分けて2つの性質があります。
○誘電率
交流電界において、樹脂の単位体積中に蓄えられる静電エネルギー
の大きさの程度を示すものになります。
・試験片を誘電体とするコンデンサを指定周波数で測定した時の
容量と、コンデンサに空気を入れた時の静電容量の比が
誘電率となります。
○誘電正接
試験片に正弦電圧を加えた時に、これによって生じる電流のうち、
印加電圧と同一周波数を有する電流成分との位相差角の余角の
正接である。
誘電正接が大きい・・交流電界の中で発生する熱量(誘電損)が大きい。
↓
☆交流高電圧用、高周波用の絶縁材料には、誘電正接が小さい
樹脂材料が望ましいということです。
次回は、耐アーク、耐トラッキングについて見てみましょう。