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プラスチックができあがるまで :上級編

2008/08/21
Q:強化樹脂の成形方法の高圧成形法とは、どのような方法でしょうか?

A:では、高圧成形法について見てみましょう。

高圧成形法・・・
成形に金型を使用して、1~30MPaの高圧で行う成形方法です。

高圧成形法は、大きく分けて、以下の3つの方法があります。

1:マッチドダイ法
2:SMC法
3:BMC法


1:マッチドダイ法
 ハンドレイアップ法と並んで古くからある方法で、成形品周囲の
 雄型と雌型がかみあう部分に特殊な金型を使用する方法。

 ・・ガラス繊維として
  プリフォームを使用する方法:プリフォーム・マッチドダイ法
  マットを使用する方法:マットマッチドダイ法

 長所
 ①製品の強度が優れ、品物全体が均一になる。
 ②品物の両面が平滑になる。
 ③インサートや自動化に対応可能である。
 ④プリフォームを使用した場合、成形品の肉厚の変化が可能である。

 短所
 ①複雑な形状な物には向かない。
 ②大きさが限られてくる。

 用途
 浴槽、マンホール用ふた、パネル水槽等の機械的強度が必要とされる
 構造材的製品


2:SMC法
 SMC(Sheet Molding Compound)とは?
・・・樹脂、強化用繊維及び各種充填材を複合化したシート状の成形材料
を言います。
 圧縮成形により賦形します。
 SMC法は、SMCの製造工程と、プレス機による成形工程の2つに分かれて
 います。

 長所
 ①FRP成形法に共通する作業性の悪さを改善した。
 ②成形性に優れている。
 ③形状の自由度が高い。
 ④表面が平滑で、光沢のある製品が可能。
 ⑤ガラス繊維の破損が無く、物性が安定。
 ⑥生産性が高く、自動化が可能。

 短所
 ①SMCの保管条件が難しい

 用途
 浴槽、バスフロア等の住宅関連製品、自動車部品、
 通信機器・コンピューター等のハウジング


3.BMC法
 BMC(Bulk Molding Compound)とは?
 ・・・塊状成形材料のことをいいます。
 BMC法は、BMCの製造工程と成形工程に分かれています。
 
 長所
 ①肉厚の変化が可能で、形状の制限がない。
 ②寸法精度が良く、表面が平滑である。
 ③材料費、成形費用が安価である。
 
 短所
 ①機械的強度が低い。
 ②薄物の成形ができない。

 用途
 フラワーボックス、洗面台等の住宅機材、電動工具、
 VTR部品等の電気部品、
 スピーカーボックス等の音響機材部品  


次回は、連続成形法について見ていきましょう。

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