
A:では、高圧成形法について見てみましょう。
高圧成形法・・・
成形に金型を使用して、1~30MPaの高圧で行う成形方法です。
高圧成形法は、大きく分けて、以下の3つの方法があります。
1:マッチドダイ法
2:SMC法
3:BMC法
1:マッチドダイ法
ハンドレイアップ法と並んで古くからある方法で、成形品周囲の
雄型と雌型がかみあう部分に特殊な金型を使用する方法。
・・ガラス繊維として
プリフォームを使用する方法:プリフォーム・マッチドダイ法
マットを使用する方法:マットマッチドダイ法
長所
①製品の強度が優れ、品物全体が均一になる。
②品物の両面が平滑になる。
③インサートや自動化に対応可能である。
④プリフォームを使用した場合、成形品の肉厚の変化が可能である。
短所
①複雑な形状な物には向かない。
②大きさが限られてくる。
用途
浴槽、マンホール用ふた、パネル水槽等の機械的強度が必要とされる
構造材的製品
2:SMC法
SMC(Sheet Molding Compound)とは?
・・・樹脂、強化用繊維及び各種充填材を複合化したシート状の成形材料
を言います。
圧縮成形により賦形します。
SMC法は、SMCの製造工程と、プレス機による成形工程の2つに分かれて
います。
長所
①FRP成形法に共通する作業性の悪さを改善した。
②成形性に優れている。
③形状の自由度が高い。
④表面が平滑で、光沢のある製品が可能。
⑤ガラス繊維の破損が無く、物性が安定。
⑥生産性が高く、自動化が可能。
短所
①SMCの保管条件が難しい
用途
浴槽、バスフロア等の住宅関連製品、自動車部品、
通信機器・コンピューター等のハウジング
3.BMC法
BMC(Bulk Molding Compound)とは?
・・・塊状成形材料のことをいいます。
BMC法は、BMCの製造工程と成形工程に分かれています。
長所
①肉厚の変化が可能で、形状の制限がない。
②寸法精度が良く、表面が平滑である。
③材料費、成形費用が安価である。
短所
①機械的強度が低い。
②薄物の成形ができない。
用途
フラワーボックス、洗面台等の住宅機材、電動工具、
VTR部品等の電気部品、
スピーカーボックス等の音響機材部品
次回は、連続成形法について見ていきましょう。