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プラスチックができあがるまで :上級編

2008/06/04
Q:強化樹脂の成形方法のスプレーアップ法とは、、どのような方法でしょうか?

A:では、スプレーアップ法に見てみましょう。

スプレーアップ法(SPU法)

○加工工程
1. 樹脂型にゲルコート用樹脂をスプレーし、初期硬化させる。
2. その上にスプレーアップ機で、ロービングを切断した
  チョップドストランドと、硬化触媒を混合した樹脂を吹き付け、樹脂で
しめせ たガラス繊維の層を形成させる。
3. 脱法ロールによりガラス繊維への樹脂の含浸と脱泡を行い、硬化後
ハンドレイアップと同様に離型する。

 ◇生産量が多い品目に向く。
 ◇小型のモノより、ある程度の大きさ(300mm)以上に適す。
 ◇樹脂材料は、基本的にはハンドレイアップ法用と同様である。
 ◇強化材は、ロービングに限られる。
 

○スプレーアップ法のメリット)
 ①強化材として安価なロービングを使用するので、コスト安。
 ②ガラス繊維の裁断、積層が不要なため、工程が減らせる。
 ③使用する装置が、安価。

○プレーアップ法のデメリット)
 ①製品の品質が作業者の熟練度に左右される。
 ②肉厚の調整が難しい
 ③ガラス繊維等の飛散による作業環境の悪化
 ④表面がハンドレイアップと比べ、劣る。


○抵触圧縮成形法(ハンドレイアップ、スプレーアップ)の問題点)

1. 表面層としてゲルコートの塗布が必要である。
  目的:外観向上、FRPの保護
  塗布の厚み・・・0.4mm前後
   厚いとクラックが入りやすい
   薄いとゲルコートの目的を果たさない

2. 積層時の脱泡が必要である。
  強度低下を防ぐため、行われます。
  
3. 離型剤を使用する必要がある。
  離型剤の効果・・型からの離型効果、型表面の光沢の維持
         ゲルコートをはじかない
  
4. 型を使用する
  通常は木型を使用し、製品成形と全く同様にゲルコート
  を塗布し、さらにハンドレイアップ成形してFRP型を製作する。

  型は、変形、クラックが入らないように頑丈に作る必要がある。

  型表面の研磨は、製品の光沢に影響するため、重要である。

  型表面の研磨は、離型を容易にするためにも重要である。


次回は、低圧成形法について見ていきましょう。

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