
A:では、スプレーアップ法に見てみましょう。
スプレーアップ法(SPU法)
○加工工程
1. 樹脂型にゲルコート用樹脂をスプレーし、初期硬化させる。
2. その上にスプレーアップ機で、ロービングを切断した
チョップドストランドと、硬化触媒を混合した樹脂を吹き付け、樹脂で
しめせ たガラス繊維の層を形成させる。
3. 脱法ロールによりガラス繊維への樹脂の含浸と脱泡を行い、硬化後
ハンドレイアップと同様に離型する。
◇生産量が多い品目に向く。
◇小型のモノより、ある程度の大きさ(300mm)以上に適す。
◇樹脂材料は、基本的にはハンドレイアップ法用と同様である。
◇強化材は、ロービングに限られる。
○スプレーアップ法のメリット)
①強化材として安価なロービングを使用するので、コスト安。
②ガラス繊維の裁断、積層が不要なため、工程が減らせる。
③使用する装置が、安価。
○プレーアップ法のデメリット)
①製品の品質が作業者の熟練度に左右される。
②肉厚の調整が難しい
③ガラス繊維等の飛散による作業環境の悪化
④表面がハンドレイアップと比べ、劣る。
○抵触圧縮成形法(ハンドレイアップ、スプレーアップ)の問題点)
1. 表面層としてゲルコートの塗布が必要である。
目的:外観向上、FRPの保護
塗布の厚み・・・0.4mm前後
厚いとクラックが入りやすい
薄いとゲルコートの目的を果たさない
2. 積層時の脱泡が必要である。
強度低下を防ぐため、行われます。
3. 離型剤を使用する必要がある。
離型剤の効果・・型からの離型効果、型表面の光沢の維持
ゲルコートをはじかない
4. 型を使用する
通常は木型を使用し、製品成形と全く同様にゲルコート
を塗布し、さらにハンドレイアップ成形してFRP型を製作する。
型は、変形、クラックが入らないように頑丈に作る必要がある。
型表面の研磨は、製品の光沢に影響するため、重要である。
型表面の研磨は、離型を容易にするためにも重要である。
次回は、低圧成形法について見ていきましょう。