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プラスチックとは :上級編

2008/05/29
Q:天然物利用系生分解性樹脂について教えてください。

A:では、天然物利用系について見ていきましょう。

天然物利用系生分解樹脂
 
澱粉や、セルロース等の生分解性天然高分子を利用したものです。

 但し、そのままでは樹脂として使用することができません。

澱粉・・・①耐水性が悪い ②熱可塑性を持たない
  
  ↓
○他の生分解性樹脂とのブレンドでの対応
 
 澱粉+PVA(ポリビニルアルコール)の変性体とのブレンド
 澱粉+生分解性ポリエステルとのブレンド
 等があります。
  
 特長:ブレンドの比率によって、様々な物性の材料の供給が可能です。


○澱粉の化学修飾による生分解性樹脂の開発

 澱粉の水酸基を利用して改良を行い、射出・圧縮成形、ラミネート成形
 に対応する耐水性のある材料が開発されてきています。

 
○キチン(カニやエビの甲穀から取り出される)を利用したもの

 キチン・・・セルロースの2位の水酸基が、アセトアミド基に置き換わった
       構造を持つ。不溶・不融の性質を持つ。

           ↓
   強アルカリで脱アセチン化 →アミノ基 ・・・キトサンが得られます。

 
 ☆キトサン+セルロースの生分解性樹脂の誕生  
 
 特長:汎用ポリマーと同等もしくはそれ以上の強度を持つ。
    柔軟性に劣る。

  
 現在、キトサン+他の多糖類との組み合わせでの新しい生分解性樹脂
 も研究されています。

○主な天然物利用系生分解樹脂

 澱粉誘導体

 酢酸セルロース

 澱粉系アロイ

 キトサン系アロイ   等

では次回は、微生物産生系の生分解性樹脂について、見てみましょう。

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