
A.本日より、切削加工に必要不可欠な工作機械についてご紹介しましょう。
《まずは、マシニングセンタの歴史についてお話しましょう。》
工作機械が「機械を作る機械」として世の中で確立されてから、それらの機能を
併せもつ複合機械としてマシニングセンタが出現するまでには、時代が求める
いくつかの要求と技術の進歩がありました。
例えば、下記のような形状をしたものを加工するとしましょう。

その工程は、「ケガキ→フライス加工→ドリル加工→中ぐり加工」となります。
《これをまず人、物、お金の面から考えると、次のような階段を経てきます。》
【第一段階】
フライス盤、ボール盤、中ぐり盤を使用した場合、作業者はのべ3人、機械は3台。
①段取り+フライス加工=1時間
②段取り+ドリル加工=1時間
③段取り+中ぐり加工=1時間
●合計3時間
【第二段階】
横中ぐり・フライス盤を使用した場合、作業者は1人、機械は1台。
①段取り+フライス加工+ドリル加工+中ぐり加工=1.5時間
●合計1.5時間
【第二段階】
ATC付きの横中ぐり・フライス盤を使用して場合、作業者は段取り後に
スタートボタンを押すだけになります。
①段取り+フライス・ドリル・中ぐり加工=1時間以下
●合計1時間以下
このようにして付加価値の高い機械を利用することで、人と時間が
効果的に活用でき、これがマシニングセンタを促した要求でした。