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プラスチックとは :初級編

2008/04/30
Q.プラスチックの多様化とは?⑥

A.摩擦との戦い~オイルレスの世界~

プラスチックは歯車やローラー、軸受けなど、動く機械部品に
たくさん使われています。これらの部品は、軽く動くことと、
何回動かしても摩耗しないことが求められます。


こうした性能を...


「摩擦摩耗特性」と言います。


プラスチック、特に分子間力の強い結晶性のプラスチックは
摩擦摩耗特性が優れており、いろんな部品に使われています。


プラスチック製の機械部品は、金属製部品に比べて安価で
軽いため、さらに過酷なところで使いたいという要望が強いのです。
そのためには、金属製部品で行なわれているように、潤滑油を
塗れば良いのですが、定期的に油を塗るのは大変です。


そこで...


潤滑油をプラスチックに混ぜ込んでしまうことが考えられました。


ただし、プラスチックと潤滑油は簡単に混ざらないため、様々な
工夫がこらされています。例えば、コンパティビライザーのような、
プラスチックにも潤滑油にも親和性のある物質を添加するのは、
その一例です。


また、柔らかくてあまり強くないのですが、摩擦を減らす性質の
プラスチックがあります。例えば、ポリエチレン、フッ素樹脂(テフロンなど)、
シリコーンなど
がその例です。このようなプラスチックを使って
一種のアロイを作ると、摩擦摩耗特性が改良できます。

添加されたプラスチックは柔らかいため、摩擦により摩擦表面に
引き伸ばされ、部品同士が直接接触することを防ぐ役目をします。

このような努力によって、プラスチック製機械部品の使える範囲は
着実に拡大しています。

特に家庭用品では、注油をする必要がないことが大歓迎されています!


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