
A.汚れを防ぎたい~帯電防止剤の活躍~
物質の表面特性は「親水性」「親油性」の2つに分けることができます。
プラスチックはほとんどが「親油性」です。 つまり...
《油と結びつきやすい》
ということが言えます。
これは原料が石油であることからも想像がつくように、親油性があるため、
醤油や果汁のような水に溶ける汚れは付きにくいのですが、機械油など
油系のシミは取りにくいのです!
プラスチック製品を長い間使わないで放置しておくと、表面がホコリで
真っ黒になることがありますよね!?これより、ホコリがつきやすいことと
親油性とは関係があることが分ります。
多くのプラスチックは親油性のため、空気中の水分を寄せ付けません。
このため、静電気が発生すると、静電気が空気中の水分を介して
逃げられず、表面にたまってしまいます。
「この静電気が空気中のホコリを吸い寄せるのです!」
プラスチックの表面に静電気がたまるような季節は乾燥しており、空気の
電気抵抗も高いため、ホコリの方も静電気がたまっていて、なおさら
吸着しやすいのです。
では、どのような対策をとればよいのでしょうか?
それは...
「ホコリを吸い寄せないためには、静電気がたまらないようにすればよいのです。」
このために、表面を親水性にする添加剤が使われます。これで空気中の
水分を吸い、その水分を通して静電気を分散させて表面の電気抵抗を
下げ、静電気がたまらないようにしています。
最近のプラスチック家庭用品には、ほとんどこの種の添加剤が使われて
いるそうです。しかし、添加剤が親水性であるため、水洗いによって少しずつ
脱落し、静電気防止能力が低下します。
古くなってホコリが付きやすくなった成形品は、衣服用に売られている
帯電防止スプレーを吹きつければ、再びホコリが付きにくくなるそうです。
お試しあれ♪
