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プラスチックができあがるまで :初級編

2007/12/19
Q.加工方法が材料を選ぶ

A.~加工特性の重要性~

これまで、いろんな加工方法を紹介してきましたね。ただしこれらの加工方法は、
どのプラスチックにも適用できるわけではありません。適している材料と、そうで
ない材料とがあるのです。

まず、射出成形を思い出してみましょう。この成形方法の特徴は、冷たい金型の
中を融けたプラスチックが流れる点にあります。このため、溶融粘度ができるだけ
低い材料が好ましく、低分子量の材料が使われます。ポリエチレンやポリプロピレン、
ポリスチレンが代表です。

押出成形では、逆にできるだけ高粘度の材料が好ましいです。例えばパイプを作る
場合、ダイスから出てきた溶融プラスチックの粘度が低いと垂れ下がってしまい、
冷却水槽に持って行くことができません。ブロー成形も粘度が低いと、金型が閉じる
前にパイプ状の溶融プラスチックが自分の重みで垂れ下がってしまいます。このため
高分子量の材料が好まれるのです。PEEK樹脂(ピーク)PESPBN・PETなどがそうです。

押出成形の一種に、異形押出法というのがありますが、これは特別な断面の長尺物、
例えばカーテンレールなどの成形に用いられます。この成形法では、高分子量である
ことはもちろん必要ですが、ダイスから出た後にできるだけ変形せず、元の形状を保つ
ことも大事です。このため、非結晶性プラスチックの方が適しているのです。結晶性
プラスチックは、固化するとき、結晶部分で分子が整頓されて蜜になるので、収縮率が
大きいのです。

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