
A.半合成プラスチック
■半合成プラスチック■
半分合成されたプラスチックという意味で、天然の素材を加工(化学薬品を使用して化学変化させる)
して作られるプラスチックのような素材をいいます。例えばセルロイドは、天然の木綿繊維に、硝酸・
樟脳などの化学薬品を作用させて合成します。完全な合成プラスチックが発明されるまでのしばらくの間
中世より行われてきた錬金術によって発達し始めた化学実験と化学薬品を合成する技術により、
不足していた天然プラスチックに代わる、新しい素材として誕生しました。


★セルロイド製コンパクト ★セルロイド製キューピー人形


★エボナイト製 ★ガゼイン樹脂製ボタン
-エボナイト-
天然のゴムから作られる。ゴムに硫黄を加えると化学反応が起こり、弾力が増す。さらに硫黄を大量に
加えると、硬く固まり、プラスチックのようになる。エボナイトは1851年アメリカのグッドイヤーが特許を
取得している。もともと黒いので、着色はできない。熱に比較的強い。
-ガゼイン樹脂-
ガゼイン樹脂は、牛乳に含まれるタンパク質「ガゼイン」を原料に作られる。ガゼインにホルマリンを
加えて化学反応させると固まり、プラスチックのようになる。1876年に発明され、特許が申請されて
いる。吸水性が高いため、膨張したり変形したりするので、使いやすい素材ではないが、着色しやすく
成形しやすいので、ボタンなど装飾品に使われることが多い。